本日、8月1日は旧暦で「八朔(はっさく)」と呼ばれる特別な日です。
「八月朔日(はつかたち)」の略で、「朔日(さくじつ)」とは月の第一日、つまり「1日」のことを指します。
実はこの八朔、かつての農家にとってはとても大切な節目でした。 この時期になると早稲(わせ:早く育つお米)の穂が実り始めます。農家の人々は、その初穂を摘み取り、日頃お世話になっている方へ「今年も無事に実りました。ありがとうございます」と贈って感謝を伝える風習がありました。いわば、「元祖・お中元」のような温かい行事だったのです。
現代でも、京都の花街(祇園など)では、黒紋付の正装をした芸妓さんや舞妓さんが「おたの申します」と、日頃お世話になっているお師匠さんやお茶屋へ挨拶回りをするニュースが夏の風物詩として報じられます。
ちなみに、私たちがよく知る爽やかな甘酸っぱさが魅力の柑橘「ハッサク(八朔)」。この名前も、旧暦の8月1日(八朔)の頃から食べられるようになる(あるいは実が大きくなり始める)と言われていたことに由来しているそうです。身近な果物にも、歴史的な行事の名残が隠れているのは面白いですね。
カレンダーや生活スタイルは変わっても、「季節の節目に、身近な人へ感謝の気持ちを届ける」という心は、今も変わらず受け継がれています。
今日という日に「いつもありがとうございます」の気持ちを、大切な方に一言伝えてみるのも素敵かもしれません。
まだまだ厳しい暑さが続きます。冷たい麦茶や旬のフルーツで元気をチャージしながら、無理をせず素敵な8月をお過ごしください。
次回のスマイルトークでお話しできるのを楽しみにしています。
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