天の川のそうめん

こんにちは、スマイルトークです。

7月の7日は七夕。日本では梅雨の時期のため、夜空の星を観測できる日はめずらしいかもしれません。旧暦の七夕はひと月先の8月7日頃でしたので、七夕という季節の行事の理に叶っていました。七夕の織姫と彦星の間に流れる天の川をおもわせる食べ物といえば、そうめんがあります。
奈良時代に遣唐使が中国より持ち帰ったとされる、そうめんは、現代では夏の風物詩となっています。小麦粉、塩、水をこねて、油を塗りながら細く細くのばされてゆく手延べそうめんは、島原、奈良、岡山、小豆島、播州など産地によって特徴があります。
奈良盆地中部の三輪山の麓の三輪そうめんの特徴は、極細の繊細な麺です。その細さが、つゆとの絡みをよくし、小麦粉の風味がつゆの味を引き立てます。寒風の吹きすさむ時期に丁寧にこねて練って、干された雪のようなそうめんを真夏にいただくという贅沢。この時期に出回る紫蘇の葉を薬味に使うのもいいですね。
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