こんにちは、スマイルトークです。
季節はもうすぐ夏至です。今年は梅雨入りが遅れ、気温は真夏並みに蒸し暑い日もあります。6月は梅仕事の季節。関東三大梅林のひとつとされる埼玉は越生町の梅林は、菅原道真公が九州太宰府から梅林神社に分祀した際に植えたとされ、梅の開花時期には約20,000本もの梅が咲き誇ります。その梅の実は完熟すると表皮がうつくしい紅色になることから「べに梅」と呼ばれるそうです。越生町に古くから伝わる梅料理に「梅甘露」があります。
6月に収穫した硬い梅の実を水に浸してアク抜きし、水分を切ってからお砂糖に漬けます。梅の水分があがってきたら梅酢に漬けた赤紫蘇で梅を包み、砂糖と梅シロップでさらにひと月。梅と砂糖、紫蘇そして時間が織りなす極上の梅甘露のできあがり。お口にふくむと梅の里一面に咲き誇る梅林の光景が脳裏によみがえり、まさに移り変わる季節を一粒にぎゅっと凝縮したお味です。梅甘露でほっと一息、蒸し暑い日本の夏を健やかに過ごしたいですね。
次のスマイルトークで、みなさまにお目にかかれることを楽しみにしています。
スマイルトーク
0 件のコメント:
コメントを投稿